
「スポットライトのその先へ」
1. 取り残された光
チェ・ユナが最後に大きなステージに立ったのは、3年前のことだった。韓国の人気ガールズグループの一員として、彼女はファンの歓声を浴びながら歌い、踊っていた。
しかし、グループは解散。ソロ活動を試みたものの、元リーダーのカリスマ性も、センターを張っていたメンバーの華やかさもない彼女は、芸能界の隅に追いやられていった。
「私はまだやれる」
そう信じて日本へ渡ったものの、バラエティ番組では”元K-POPアイドル”という肩書きをネタにされ、オーディションでは「日本語が微妙」と落とされる日々。自信は少しずつ削られていった。
そんな彼女に、一本の映画の主演オーディションの話が舞い込む。
2. 役柄:男を惑わす女
「この役は、妖艶でミステリアスな女性。君ならできると思う」
監督の言葉に、ユナは戸惑った。
台本をめくると、彼女が演じるヒロインは、圧倒的な色気で男を翻弄するナイトクラブのホステス。肩を露出したドレス、挑発的な視線、囁くようなセリフ――。
韓国時代の彼女のイメージは「純粋で可憐な末っ子キャラ」。セクシーとは無縁だった。
「……私がこの役にふさわしいんでしょうか?」
正直な気持ちを伝えると、監督はただ一言、「君の目には物語がある」と言った。
3. 求められる「色気」
撮影が始まると、彼女は思い知らされる。
「色気が足りない。もっと大胆に」
「視線だけで相手を落とせるようになって」
セクシーなポーズをとるのではなく、本当に”色気をまとった女性”になること。それが求められていた。
ユナは悩んだ。自分にはそんな経験もないし、作ろうとしても不自然になるだけ。でもある日、共演者のベテラン俳優がこんなことを言った。
「色気ってのは、過去の痛みや覚悟から生まれるんだよ」
過去の痛み――。
ユナは自分のこれまでを振り返った。
グループ時代、スポットライトを浴びるたびに感じた不安。解散後、仕事がなくなった焦燥。日本での孤独。
この役は、ただ男を誘惑する女じゃない。必死で生き抜こうとする女性だ。
ユナは覚悟を決めた。
4. 役者として生きる
映画が公開されると、予想以上の反響があった。
「チェ・ユナの演技、鳥肌が立った」
「こんな表情ができるなんて驚いた」
評論家も「新しい才能の発掘」と評価した。
彼女は「セクシーな役者」として注目された。でも、それだけじゃない。監督から次の作品のオファーが届いたとき、そこに書かれていたのはまったく違う役柄だった。
「やっと、役者として認められたんだ」
ユナは静かに笑った。
スポットライトの中で踊っていたあの頃とは違う。今度こそ、自分の足で立っている。
元アイドルの 韓国アイドル 爆乳丸出しで濡れ場を演じてしまう、、、、、、、、、